藤波大阿闍梨の法話(比叡山延暦寺)
比叡山延暦寺で藤波源信北嶺大阿闍梨の法話を聞きました。 藤波大阿闍梨は天正13年以来、3人目の二千日回峰を満行された酒井雄哉(ゆうさい)大阿闍梨につかえた方。
千日回峰行とは百日回峰を満行した方のうちから、厳しい千達会議を経て許される行で、比叡山三塔十六谷の峰や谷を巡って、堂塔や墓所、野仏や石像、比叡山中の一木一草に至るまで礼拝して歩く修行で、この行はまた「行不退」「捨身苦行」といわれており、病気や怪我、そしてどんなに激しい嵐の日や雪の日でも一日として行を休むことは許されない、もし行を中断しなければならないことがあれば、首吊り用の死出紐(しでひも)か自害用の短刀で、自らの命を断たなければならないそうです。これには百日を一期として7年間修する700日目「堂入り」の9日間は不眠、不臥(ふが)、断食、断水でお堂に籠もって、百万遍の不動真言と「法華経」全巻を唱えなねればならないとか。阿闍梨とはサンスクリット語でアジャリといい、弟子を指導する高僧、師匠の意味で、千日回峰行者に与えられる尊称。法話の後藤波大阿闍梨からそれぞれお加持を受け、座禅の体験をして充実した一日を送る事ができました。
なお、千日回峰で履かれている、写真の草鞋(わらじ)は湖北で作られているもち米の藁で作られている草鞋だそうです。
「悪事を己に向かえ、好事を他に与え、己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり」











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